研究分担者 |
大野 澄雄 東京工科大学, 工学部, 助教授 (80256677)
余 錦華 東京工科大学, 工学部, 助教授 (10257264)
亀田 弘之 東京工科大学, 工学部, 助教授 (00194994)
相原 茂 御茶ノ水女子大学, 文教育学部, 教授 (40115126)
楊 立明 早稲田大学, 語学・教育研究所, 教授 (10267354)
|
研究概要 |
昨年度は,中国語音節表の仮名表記基準の作成を中心に研究を行い,jピンイン(中国語音節表の仮名表記)を作成し聴取実験により確認を行った. 今年度は,昨年度の聴取実験結果をjピンインの実用化を目指して,以下の成果を得た. ・jピンインの体系化 (1)昨年度の聴取実験結果をもとに,特に混同しやすい音節を中心にjピンインを修正した. (2)また,jピンインの体系化の立場から,統一性を目指して表の調整を行った. (3)修正したjピンインをテストするために,再度中国の大連で聴取実験を行った(男女各10名,計20名の学生を被験者と選んだ).実験した結果より修正案の有効性が確認された. (4)配布用中国語音節表を作成した. ・中国語固有名詞入力支援システムの試作 (1)中国語人名・地名データベースのプロトタイプを作成した. (2)従来の中国語入力・検索手法について調査・分析した. (3)作成されたデータベースを検索するための新しい中国語入力システムを開発した. (4)作成した中国語固有名詞入力支援システムについて,中国側の専門家の意見を伺った. ・外部評価 この1年間,国内学会では,電子情報通信学会2003年総合大会講演論文集(基礎・境界),電子情報通信学会(パターン認識・メディア理解)など,国際学会では,the Third ASIALEX Biennial International Conference, the Third China-Japan International Workshop on Internet Technology and Control Applicationsなどの発表を行い,論文誌Terminology Standardization & Information Technologyに投稿された論文が掲載された。また,研究成果はEast Asia Forum on Terminologyに評価され,EAFTerm Newsletterに招待論文が掲載された.
|