今期の研究の収穫として、まず最初に、近年に至り1937年アイルランド憲法制定に関する一次資料を用いた研究にようやく接し得るようになり、これを収集、読了したことを挙げたい。そのうえで、ダブリン訪問の機会を得て、(1)国立公文書館を訪問して、一次資料の一端を調査して、その利用会員資格を得たこと、(2)同じくアイルランド国立大学ダブリン校図書館に付設されている「デ・バレラ文書」館を訪ずれ、そこの利用会員資格を得たことが重要である。 次年度は、この土台に立って、アイルランド1937年憲法の歴史的射程を探ることにしたい。
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