• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

国際組織のアカウンタビリティー確保のための国際法上の枠組の実証的研究と理論構築

研究課題

研究課題/領域番号 14520034
研究機関東北大学

研究代表者

植木 俊哉  東北大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00160151)

キーワード国際組織 / アカウンタビリティー / 国際法 / 国際法協会(ILA) / 国連(国際連合) / 国際原子力機関(IAEA) / 国連工業開発機構(UNIDO) / 法的救済(remedies)
研究概要

本年度は、国際法協会(ILA ; International Law Association)の「国際組織のアカウンタビリティー」に関する国際委員会(Committee on Accountability of International Organization)の日本代表委員として、同委員会における国際組織のアカウンタビリティーに関する「勧告的規則・慣行草案」(RRPs ; Recommended Rules and Practices)の起草作業に積極的に関与する形で、国際的な共同研究に従事した。まず、2002年4月に、インドのニューデリーで開催された国際法協会(ILA)第70回総会に参加し、そこで開催された「国際組織のアカウンタビリティー」に関する国際委員会に出席して、同委員会が提出した第3報告書に関する検討及び討議に参加した。ニューデリー大会では、同委員会の提出した第3報告書が了承されたが、その後同委員会では、国際組織のアカウンタビリティーに関する諸問題のうち、法的救済(remedies)の問題に考察の対象を移し、次の段階の検討作業に入った。2003年1月、オランダのハーグの国際平和宮内の会議室において、同国際委員会が開催され、主としてこの法的救済の問題を中心に討議を行なわれたが、本研究代業者はこの委員会にも出席して討議に参加し、これらの論点に関する新たな「勧告的規則・慣行草案」(RRPs)の原案作りに実質的に大きく貢献した。同時に、2003年1月には、国際組織の諸活動及び条約の起草・立案作業の実態を調査・研究するため、オーストリアのウィーンにある国連ウィーン本部及び在ウィーン国際機関日本代表部を訪れ、在ウイーン国際機関日本政府代表部の高須幸雄大使と直接面談して国際原子力機関(IAEA)や国連工業開発機関(UNIDO)の活動の現状等につき説明を受け質疑応答を行うとともに、国連ウィーン本部での国連腐敗防止条約に関する審議の状況を調査した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 植木 俊哉: "瀋陽日本総領事館事件と国際法"法学教室. 263号. 58-64 (2002)

  • [文献書誌] 植木 俊哉: "ブリッジブック国際法"信山社. 270 (2003)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi