研究課題/領域番号 |
14520077
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
井上 正仁 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (30009831)
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研究分担者 |
笹倉 宏紀 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 講師 (00313057)
川出 敏裕 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 助教授 (80214592)
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キーワード | 公判 / 迅速な裁判 / 準備手続 / 争点整理 / 証拠開示 / 連日的開廷 / 直接主義・口頭主義 / 調書 |
研究概要 |
現在広範囲で作業が進められている司法制度改革の一環として、刑事司法については、いわゆる裁判員制度の導入や公的刑事弁護制度の整備と並び、公判の充実・迅速化を図ることが大きな課題になっており、そのために、争点整理や証拠開示などを含む新たな準備手続の創設や公判の連日的開廷、刑事事件専従の弁護体制の確立、公判における直接主義・口頭主義の実質化などを内容とする改革が検討されているが、これらの方策の具体化にあたっては、諸外国の経験や実績に学ぶとともに、法理論的にも検討すべき問題が数多く存在する。本研究では、それらの方策のうちでも、特に準備手続の在り方や公判の連日的開廷、公判審理の在り方について、欧米諸国の法制や実情を調査し、また方理論上の問題点を分析検討することにより、それらの具体佳作のあるべき姿を追及しようとするものである。初年度の本年度においては、関連資料の収集・分析を行うとともに、関係機関から実情を聴取し、我が国の問題状況を確認したうえで、関連文献・判例の分析や諸外国の問題状況につき比較法的検討を行い、それらを基礎として、研究代表者および分担者の間で問題点につき討議を行った。その結果、一定の成果が得られた点については、随時、論文等として公表した(11「研究発表」参照)。
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