研究課題/領域番号 |
14520115
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
稲葉 千晴 名城大学, 都市情報学部, 助教授 (20223232)
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研究分担者 |
土屋 好古 日本大学, 文理学部, 助教授 (70202182)
加納 格 法政大学, 文学部, 助教授 (80204593)
伊藤 之雄 京都大学, 法学部, 教授 (00203183)
広野 好彦 大阪学院大学, 国際学部, 助教授 (20218861)
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キーワード | 日露戦争 / 百周年 / 日本外交 / 戦争 / ロシア / 朝鮮 |
研究概要 |
1)日露戦争勃発の原因究明、日露戦争の国際関係、日露戦争の影響に関する研究を進めるため、平成14年度において、6回の研究発表を行ない、以下のような新たな研究成果を得、今後究明すべき研究の方向を解明した。 (1)ポーツマスにおけるデイロンの親露活動(2)ロシア社会における反戦・厭戦運動(3)ロシア・イラストから見たロシア民族主義の変遷について(4)開戦に向けた元老の役割について(5)桂・ハリマン協定の舞台裏での小村寿太郎の活動について(6)占領地林政について(7)中国東北地域での日本の占領地行政の実態について(8)50年前の日露戦争研究の実態について(9)日英同盟研究史の歩みについて(10)日露戦争中、朝鮮民衆が反日的ではなかったことについて(11)日本の韓国進出には民間の力が大きかったことについて(12)メディアと戦争の関係について 2)今後の方向性 研究発表で得た研究成果容を更に検討しこれまでの日露戦争研究で欠落していた視点、「日露戦争が、単なる極東の地域紛争ではなく、20世紀の国家および地域紛争を占うマイルストーンであったこと」を明らかにするための研究を進める。
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