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2004 年度 実績報告書

ノンパラメトリックな手法を使った経済モデルの検定

研究課題

研究課題/領域番号 14530031
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

人見 光太郎  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (00283680)

キーワードempirical likelihood / GMM / exponential tilting / 推定方法 / バイアス / 分散
研究概要

セミパラメトリックな推定手法であるEmpirical Likelihood(EL)法、Exponential tilting(ET)法、GMM法のモーメント条件の数が多い場合のバイアス、分散の性質をモンテカルロ実験を使って分析した。実験の方法は、内生的な説明変数を持った線型方程式を考え、操作変数の数を増やしていくことによってモーメント条件の数を増やしていった。
具体的に実験方法を説明すると、yを被説明変数、x1とx2を説明変数、uを誤差項としy=b0+b1x1+b2x2+uとしてパラメータb0,b1,b2の推定問題を考えた。誤差項uと説明変数x1,x2の間には
x1=w1+0,5u
x2=w2+0.5u
という形で相関を持たせた。独立な標準正規確率変数でu,w1,w2は発生させた、操作変数はv=w+eと形で発生させその数を5から順に増やしていった。
この実験によってわかったことはモーメント条件の数がデータ数の12-15%以下の場合はEL,ETのバイアスはGMMに比べて小さいが、それ以上モーメント条件の数が増えるとET、ELのバイアスの法が大きくなる。また推定量の標準偏差もGMMの場合はモーメント条件の数が増えるにつれて減っていくが、ETとELの場合はモーメント条件の数がサンプル数の12-15%以上になると標準偏差が増えていくことが観測された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Empirical likelihood, Exponential tilting, and GMM estimator with a number of moment conditions

    • 著者名/発表者名
      Kohtaro Hitomi
    • 雑誌名

      Mathematics and Computers in Simulation 発表予定

  • [図書] 経済・経営のための統計学2005

    • 著者名/発表者名
      牧厚司, 和合肇, 西山茂, 人見光太郎, 吉川肇子, 吉田栄介, 濱岡豊
    • 総ページ数
      367
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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