研究課題
基盤研究(C)
『日米医療システムの比較研究』という構想の下で、平成5年度から現在まで一貫して医療経済学の視点より応用計量分析に重点をおき、日本の医療サービスについて分析を行ってきた。本研究課題では、少子高齢化の時代にあり、社会保険制度の二つの柱である医療保険制度と年金制度の見直しが急務とされる中で、特に医療保険制度に焦点を当て分析を行っている。本研究(平成14〜16年度)の『医療政策とマクロ医療経済システム:ミクロ経済学的アプローチ』では、介護費用をカバーする民間の生命保険と公的介護保健における医療サービス需要、医療保険と超過労働、国際比較の観点から米国における民間医療保険と子供の医療サービス需要、薬剤と習慣性などの研究を行った。研究成果の一つである「A study of time allocation of Japanese households」(co-authors : Professors Tetsuji Yamada and J.Moonwon Kang)が、the International Library of Critical Writing in Economics シリーズのひとつ「Time in Economic Theory」(全三巻)(Elgar Reference Collection,2004)に記載されたことは、非常に大きな成果である。同シリーズは経済学分野において過去40年間で最も貢献度及び影響力が高い論文を厳選しており、「Time in Economic Theory」にはノーベル賞受賞経済学者や世界的に有名な経済学者の論文計75編が含まれている。国際会議の発表は、米国(サンフランシスコ)、カナダ(バンクバー)、スウエーデン(ルンド)、日本等で行った。
すべて 2005 2004 2003 2002
すべて 雑誌論文 (8件) 図書 (6件)
Substance Use : Individual Behavior, Social Interactions, Markets and Politics, Advances in Health Economics and Health Services Research Vol.16
ページ: 431-450
Time in Economic Theory Vol.3
ページ: 332-346
Changes in the Economic Structure and Labor Market (Keizai Kouzo no Henka to Rodo Sizyo, in Japanese)
ページ: 176-200
Labor Markets and Firm Benefit Policies in Japan and the United States
ページ: 267-314
Social Science & Medicine 55
ページ: 1779-1794
Social Science & Medicine Vol.55
Revolution of Health Care System : A Comparative Study of Japan and USA (Nichibei Hikaku : Iryou Seido Kaikaku, in Japanese)
ページ: 161-200
The Economics of Health Care in Asian-Pacific Countries
ページ: 213-238