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2002 年度 実績報告書

WebCTを用いた経済学教材の開発と教授法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14530053
研究機関広島大学

研究代表者

石田 三樹  広島大学, 経済学部, 教授 (70184538)

研究分担者 安武 公一  広島大学, 経済学部, 講師 (80263664)
越智 泰樹  広島大学, 経済学部, 助教授 (90204221)
キーワードWebCT / e-learning / 国際研究者交流 / アメリカ合衆国:カナダ / 経済学教材開発 / 教授法 / 学習者支援 / 教育効果
研究概要

今年度次の3つを同時進行しながら,WebCT(オンライン)で補完された対面講義を実施し教育効果の向上を得た。
1.まずWebCTの基本技術を習得,講義で実用できる3機能を選別し,その操作手順を標準化・マニュアル化した。(1)プリントとして配布してきた「講義ノート」を,WebCT上で受講生に配信する。(2)講義での理解を促進するため,毎回オンラインで予習・復習「テスト」を出題し,WebCTが受講生から返信された回答を自動採点,その結果・講評を自動通知する。(3)WebCTのBBS/メール機能により,講義内容等に関する質問を受付/返答した。
2.「数量経済研究IV」(安武,前期,東広島,大学院),「国際経済学1」(安武,後期,東広島・東千田),「国際金融論2」(石田,後期,東広島-双方向-東千田)の計5講義で,これらの機能を導入した。マニュアルの配布,PCとプロジェクターによる操作デモなど学生への定着に配慮し,WebCT運用で生じる物的・人的な問題点とその対処ノウハウを蓄積できた。
3.これらの実現には,講義開始前の準備段階では,講義コンテンツをWebCTに掲載する作業に,講義進行中はオンラインの予習・復習「テスト」と受講生からの質問への対応に,学生スタッフ(オペレータ/TA,5講義で9名,4チーム)によるサポートが不可欠である。その養成には,コンピュータとWebCTの技術的トレーニングだけでなく,教官も含めたスムースなチームワークの形成が成功の鍵を握った。
以上の成果を今年度末,学内および全国的なセミナーで報告した。(安武,次ページの11.研究発表[雑誌論文])
来年度,[1]講義担当教官(インストラクタ),WebCTの設計・運用(デザイナ),操作スタッフ(オペレータ),講義中のTA,受講生の5者向けに作成した導入マニュアルを,WebCTの1コースにまとめホームページ上で一般公開する。
[2]これと導入の成果を日米のカンファレンスで報告する。[3]WebCTの円滑な普及・拡大のため,導入のハードルが低く,実用性・信頼性を有した我々の「WebCT『標準』コース」について,学内向け「導入セミナー」を開催する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 安武公一: "高等教育基盤(e-learningプラットフォーム)としてのWebCTと学部授業の設計"第2回広島大学バーチャル・ユニバーシティ・フォーラム予稿集. 1-8 (2003)

  • [文献書誌] 安武公一: "高等教育基盤としてのWebCTと学部授業の設計-広島大学における一実践例-"第1回日本WebCTユーザカンファレンス予稿集. (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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