研究課題/領域番号 |
14530053
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策(含経済事情)
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
石田 三樹 広島大学, 経済学部, 教授 (70184538)
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研究分担者 |
安武 公一 広島大学, 経済学部, 講師 (80263664)
越智 泰樹 広島大学, 経済学部, 助教授 (90204221)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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キーワード | WebCT / e-Learning / 経済学教育 / 教材開発 / 学習効果 / 著作権 / Webデザイン / Webコンテンツ |
研究概要 |
インターネットの急速な普及に代表される情報通信技術の発達と展開は、従来の日本の大学の在り方に強く変革を求めている。この変革の動きは、日本における高等教育・研究機関としての大学の新たな可能性への第一歩でもある。2000年の大学審議会における「グローバル化時代に求められる高等教育の在り方について」答申では、(1)通学制の大学においても卒業要件単位のうち60単位を上限にインターネットを活用した遠隔授業について単位認定が行える制度改革を提唱。(2)高度な情報通信技術を活用することにより、大学における授業内容の一層の整備、授業時間外における学習支援体制の整備・実践を要請。(3)インターネット等の活用により国境を越えて実施されている高等教育の流れを踏まえた上で、日本の大学教育に制度的な改革を迫る。このような制度改革により、コンピュータ・ネットワークを通じた大学授業に可能性が今後増すことは明らかであるが、現在の日本では、これに対応したソフトウエア面での整備が立ち遅れていることは否めない。我々は、これまでにも広島大学の二つのキャンパスを結んだ遠隔授業を実施するなど様々な教育形態を模索してきた。講義ノートの事前配布や、クイズ・レポートの賦課を通じて学生が積極的に学習を進められる環境を目指してきたが、対面授業に並行して学生の自主的学習をサポートする仕組みが不可欠であり、そのためにはコンピュータ・ネットワークを活用した教育の実践が最適であると考えた。なぜならば、時間的・空間的制約にとらわれることのないコンピュータ・ネットワークを活用することにより、授業時間外・遠隔地でも学習者の学習意欲を側面から支援することが十分に可能だからである。本研究では、e-Learningプログラムの中でも世界で広く利用されているWebCTを活用することにより、今後の大学教育における新たな学習支援教材の研究・開発を試みた。
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