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2003 年度 実績報告書

企業社会を意識した社会科学系学部における情報倫理教育

研究課題

研究課題/領域番号 14530139
研究機関富山大学

研究代表者

上木 佐季子  富山大学, 総合情報基盤センター, 講師 (70214434)

研究分担者 柳原 佐智子  富山大学, 経済学部, 助手 (40262505)
キーワード情報倫理 / 情報リテラシー / e-Learning / 協調学習
研究概要

高校までの「情報」で取り入れられにくい幅広い分野・内容の情報リテラシー教育は,大学での教育が重要になる.教養科目としての教育が理想的であるが,現状では十分ではなく専門科目での教育は不可欠である.特に社会科学系では企業社会の実務を強く意識した教育を施す必要がある.
情報倫理教育を行う場合,情報倫理単独では知識偏重型になりやすいため,情報リテラシー教育の一部として施すことが有効である.また,教育の補助としてe-Learningを利用することが重要になるが,その際,従来の集合教育を基盤としてe-Learningは部分的に取り入れることが無理のない方法である.さらに,今後の企業社会で自律的かつ協調的な人材が必要になることを鑑みると,協調学習の手法を取り入れることで学習効果の向上が期待できると考える.
そこで情報リテラシー教育にこれらの手法を採用し,学生が企業社会へスムーズな移行を果たす役割を担うための教育モデルを提案した.さらにこのモデルを用いた授業を行い,その効果を定量的に検討したところ,本教育モデルが,情報倫理を含めた情報リテラシー向上に十分な効果があり,さらに今後の企業社会の一員として業務を遂行するための意識養成の一助となることも確認した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 柳原佐智子: "大学における協調型情報リテラシー教育の提案-e-learning時代の情報リテラシー教育-"Cyber Ecology(オフイス・オートメーション学会誌(C)). Vol.24,No.3. 79-87 (2003)

  • [文献書誌] 上木佐季子, 大森克史: "高等学校普通教科「情報」の問題点とその解決方策"情報科学技術フォーラム2003講演論文集. 371-372 (2003)

  • [文献書誌] 上木佐季子: "今後の教養科目「情報処理」カリキュラムの一考察"富山大学総合情報基盤センター広報. Vol.1. 77-80 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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