研究課題/領域番号 |
14530143
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
井上 達彦 早稲田大学, 商学学術院, 助教授 (40296281)
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研究分担者 |
小橋 麗香 大阪国際大学, 経営情報学部, 助教授 (90288978)
竹田 明弘 関西国際大学, 経営学部, 講師 (90330505)
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キーワード | 製品開発 / スピード / 事業システム / 内外製問題 |
研究概要 |
この研究は、情報技術と製品・サービスの開発にかかわる研究である。情報技術(IT)を用いた開発業務の効率化・スピードアップというのは、実務的に関心のあるテーマで、各種ビジネス雑誌で取り上げられることも多い。しかし、その大半が、業務活動の効率化という枠の中で捉える傾向にあり、比較的範囲の狭い議論に終始している。ITによるオペレーション革新の本質を探るためには、経営情報論のみならず、マーケティング論における営業研究、ならびに競争戦略論における事業システム研究の知見を動員させるべきであろう。そこで、本研究では、学問分野を横断する枠組み、具体的には<価値-活動-資源>の3層構造を援用してさまざまな活動システム分析を試みた。これまでの活動システム分析と、われわれの提案する新しい活動システム分析の説明力の違いを、いくつかの企業の競争優位分析を通じて例証した。これを本研究の基本的な分析視角として定めた。 上記の事例研究の知見を踏まえて、アンケート調査では、製品・サービスの開発を他の業務や組織構造とのかかわりで探求した。とくに、インターネット上でのWebシステムや、社内でのナレッジマネジメントシステムに注目し、顧客管理や利用インセンティブと業務成果の因果関係を探った。
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