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2003 年度 実績報告書

世界最適調達の展開と自動車部品企業における経営・生産戦略

研究課題

研究課題/領域番号 14530159
研究機関立命館大学

研究代表者

今田 治  立命館大学, 経営学部, 教授 (50232608)

研究分担者 田中 祐二  立命館大学, 経営学部, 教授 (40217089)
橋本 輝彦  立命館大学, 経営学部, 教授 (60066727)
キーワード多車種混流生産 / 3D-CAD / 原価低減 / CCC21 / 生産技術 / 生産システム / 開発プロセス / 部品企業
研究概要

昨年度に引き続き、自動車企業の調査を行い、それに基づき次の成果をあげた。
1.研究論文「自動車企業における多車種混流生産と開発プロセスの新たな展開-日産車体・湘南工場調査を基礎にして-」
日産車体は、これまでも日産グループ内において、セグメント(segment:区分)の違う比較的少量の車種を多く生産する(多車種中小量生産)企業で、早くから多車種混流生産、デジタル化に取り組んできている。今日の状況下で、さらにフレキシブルな多車種混流生産体制、効率的な開発プロセスを確立するための企業活動を展開している。そこで、次の点について、その活動の内容を明らかにし、新たな生産システムの展開について考察した。
(1)多車種混流生産の大きな前提となる生産車種、開発・生産体制
(2)多車種混流生産の状況(生産車種の種類、生産量、それらの混流の状況)
(3)多車種混流生産を可能にしている技術的、管理的条件
(4)3D(Dimension:次元)-CAD (Computer-aided-Design:コンピュータ援用設計)を技術的手段とした開発
2.MOT(技術経営)開発プログラムの教材作成。
上記プログラムは12モジュールで構成されているが、そのうち下記の内容は主に科研費によるものである。
モジュール8:多車種混流生産の今日的形態-管理と柔軟な製造技術-
モジュール9:SE(同時開発)と情報技術の利用
モジュール11:部品企業と原価低減活動
なお、モジュール8,9は上記1の論文内容に基づいている。
モジュール11は、主にトヨタ自動車とその系列企業を事例にして、次の諸点を明らかにしている。
(1)自動車産業における企業間分業構造の今日の特色
(2)完成車メーカーの部品企業に対する管理内容
(3)トヨタ自動車の原価低減活動「CCC21」の特色
(4)部品企業の原価低減活動の状況

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 今田治: "自動車企業における多車種混流生産と開発プロセスの新たな展開-日産車体・湘南工場調査を基礎にして-"立命館経営学. 42巻1号. 25-44 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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