研究概要 |
(アンケート調査) ・日本における組織間関係の変化に関するアンケート調査の結果は次項掲載の論文にまとめられている。その要点は以下である。 1これまで日本企業のバイヤー・サプライヤー関係の特徴として、共存共栄的な関係が主張されてきたが、日本企業は、バイヤー・サプライヤー関係を部分的に解消しようとしていることが確認された。 2日本企業は、サプライチェーン・マネジメントで取り上げられるこれらのビジネス・プラクティスの実践に取り組んでいることが、本調査の調査結果から読み取ることができる。しかし、その傾向は、企業にとって多くの負担の伴うものを避け、比較的に導入が容易で、かつ、短期的に効果が上がるものに取り組んでいることが確認された。 (インタヴュー調査) ・サプライヤー2社への設備投資予算におけるバイヤーの影響の調査において、サプライヤーへの設備投資決定がバイヤーの製品開発活動と部品納入取引活動から間接的に影響されていることが確認された。 (文献レビュー・情報収集) 欧米文献のレヴューとアメリカにおける組織間コストマネジメント、組織間管理会計の現地調査 (研究報告) "Imperfection of Japanese Supplier Relationships : An Empirical Research of Changing Inter-organizational Management Control" (Y.Kato, Shimizu et al.) The 26th Annual Congress of European Accounitng Association (Seville University,2003,April) 「サプライヤーの設備投資」(清水 信匡 加登 豊 他) 日本原価計算研究学会第29回全国大会(日本大学商学部2003年9月)
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