• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

半整数の重さのモジュラ形式のフーリエ係数とゼータ関数の特殊値の数論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14540002
研究機関岩手大学

研究代表者

小嶋 久祉  岩手大学, 教育学部, 教授 (90146118)

研究分担者 川田 浩一  岩手大学, 教育学部, 助教授 (70271830)
沼田 稔  岩手大学, 教育学部, 教授 (50028255)
押切 源一  岩手大学, 教育学部, 教授 (70133931)
小宮山 晴夫  岩手大学, 教育学部, 助教授 (90042762)
中嶋 文雄  岩手大学, 教育学部, 教授 (20004484)
キーワード半整数の重さのモジュラ形式 / ゼータ関数 / ヤコビ形式 / モジュラ形式
研究概要

我々の研究業績は次の2点である。第一に,Heckeによる代数体上の2次剰余記号の相互法則を応用し,Gross-Kohnen-ZagierによるFourier-Jacobi形式のフーリエ係数の平方をモジュラ形式のゼータ関数の中心値で表示する結果を,類数1の総実代数体上のHilbert-Fourier-Jacobi形式の場合に拡張に拡張した。すなわち,総実代数体上のガウス和の精密な計算を実行し,ある種のガウスの和をある有限個のKlosterman和の和として表す。この式を用いて,二次形式に付随するモジュラ形式KをPoincare級数の和で表示できることを証明した。Kを核関数とする積分作用素を用いて,総実代数体上のHilbert-Fourier-Jacobi形式fからHilbertモジュラ形式Fへのリフティングを構成した。上の式を用いて,Fのフーリエ係数をfのフーリエ係数を用いて具体的に表示した。更に,この結果と上のリフティングの核関数表示式を適用し,Hilbert-Fourier-Jacobi形式fのフーリエ係数の平方をHilbertモジュラ形式Fに付随するゼータ関数の中心値で表不できることを証明した。
第2に志村のHecke作用素跡公式を用いて,半整数の重さで,レベルが奇の平方因子が無い整数で,一般指標のKohnen空間の次元を具体的に表示した。また,この式を偶数の重さのモジュラ形式の空間の次元と比較し,両者が一致することを証明した。この結果,Kohnen及び上田氏のKohnen空間のnew formの理論が,一般の指標のKohnen空間の場合に成立する可能性示された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hisashi Kojima: "Pemark on the dimension of Kohnen's space of Holfintigral weight with square free livel"Proceedings of the Japan Academy, Ser. A. Vol.78No.2. 18-21 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi