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2002 年度 実績報告書

局所体の分岐について及びデデキント和の拡張について

研究課題

研究課題/領域番号 14540043
研究機関津田塾大学

研究代表者

太田 香  津田塾大学, 学芸学部, 教授 (60147006)

研究分担者 大槻 真  津田塾大学, 学芸学部, 教授 (20110348)
三鳥川 寿一  津田塾大学, 学芸学部, 教授 (80055318)
キーワード局所体 / 分岐 / SDC
研究概要

研究課題のうち、局所体の分岐について、いくつかの進展がみられた。
1.「一次元局所体(剰余体の標数をPとする)のガロア拡大で、そのガロア群がP群である完全分岐な拡大体L/K」について、真の高次分岐群が2つである場合のSDCを、すべて決定できた。正確にいうと、Lの素元をπ、各高次分岐群に対応する体ヘノルムで写したものを、上からπ_2,π_1とし、α=π_1+π_1π_2+π_1π_2πとおいたとき、αのK上のSDCをすべて(全部で13種類)分類することができた。
2.上記の拡大体L/Kが、(m,・・,m)型の分岐をしている場合(つまり、G>__≠G_<(1)>>__≠G_<(2)>>__≠・・>__≠G_<(N)>={1}を、すべての高次分岐群としたとき、[G:G_<(1)>]=・・=[G_<(N-1)>:G_<(W)>]=mである)。Lの素元をπとし、πを各分岐中間体ヘノルムで写したものを、上からπ_<N-1>,・・,π_1とし、α=π_1+π_1π_2+・・+π_1・・π_<N-1>πとおく。このαのKΣのSDCから自然に得られる拡大体の塔を、かなり具体的にとらえることができた。その塔は、KΣの同型を除いてKにより一意的に求まるもので、それは(m,・・,m)型の分岐をしているKの拡大体の情報をかなり持っている可能性のあることがわかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ota, Kaori: "Deviatives of Dedekind smno and their reciprocity low"Journal of Number Theory. 98. 280-309 (2003)

  • [文献書誌] Nagasaka, Y, Ota, K, Sekine, C.: "Generalizations of Dedekind smno and their reciprocity laws"Acta Arithmetica. 106・4. 355-378 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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