本研究の研究目的は、認識問題に肯定的に答え得る、研究代表者によって発見された全く新しい方法に対し、 (1)判定が容易になるように改良する (2)普及を図る (3)パラメータ付きバージョンなど様々なバリアントの構築 の3点であった。 この3点の目的のうち(2)については、 a 研究代表者の新しい方法を取り入れた著書による大学院生の指導 b Bernard Teissier教授(数理科学研究所、フランス)を招聘し、研究代表者の新しい方法を説明し研究討論を行う などを実践し、成果を得ている。特にaについてはオリジナルな修士論文を書かせるに至っている。 3点の目的のうち(1)と(3)については、平成14年度において、改良の望ましい方向についての新しい見識を得たり新しい展開が生まれつつあるところであったが、これらについては平成15年度には大きく進展し、研究開始時点での予想を超越した形で結実した。 以上の成果を研究成果報告書にまとめる予定である
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