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2003 年度 実績報告書

非可換幾何学の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14540092
研究機関東京理科大学

研究代表者

大森 英樹  東京理科大学, 理工学部, 教授 (20087018)

研究分担者 小林 隆夫  東京理科大学, 理工学部, 教授 (90178319)
小林 嶺道  東京理科大学, 理工学部, 教授 (70120186)
吉岡 朗  東京理科大学, 理学部, 教授 (40200935)
田中 真紀子  東京理科大学, 理工学部, 助教授 (20255623)
キーワード非可換幾何学 / 変形量子化 / スター積
研究概要

様々な分野の人達との討論を通じて、非可換微分幾何学の研究というのは,結局非可換である世界をどのように視覚化、直感化した言語にしていくかという研究、つまり非可換である世界そのものの研究(これは物理学の目標)ではなく、それを理解しようとしている人間の認識様式の研究であることがますますはっきり確認できた。
前年度に主に2変数で確認されていたことを、今年度は一般の多変数に拡張することを目指し、ほぼ満足のいく形にまで整理できた。
我々の研究では、特にhが形式的変数でない場合に「完備ワイル空間」の中に普通の点集合では理解できないものが入っていることが確認できた。ここでの積は迂濶に拡張すると発散したり、結合律を満さなかったりしてかなり危険なものであるが、この危いものの中に昔から「真空」と呼ばれていたものと同じ働きをする元が入っており、これがこの辺の幾何学を構築するときに基礎的な概念になることが確認された。
これらの成果は初期のものは既に発表済であるが、完備ワイル空間に関する部分は現在流動的であり、体系的なものとして発表するのはもう少し遅れるものと思われるが、報告的な形で本の形で一部分を公表することにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hideki Omori: "Strange phenomena related to endering problems in quantizations"Journal of Lie theory. 13・2. 481-510 (2003)

  • [文献書誌] 大森 英樹: "量子的な微分・積分"シュプリンガーフェアラーク. 376 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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