研究概要 |
本研究課題の14年度の目的は任意の直交多項式系P_nについてaがP_nの最大根であれば, 【numerical formula】 が成立することを証明することであった.これはほぼ完全に証明することができ論文として準備中である.また,知られている作用素不等式を統一した一つの定理を開発し発表した.この定理によって,多くの作用素不等式を簡単に示すことができる. 研究代表者の内山は,2002年8月に北京で開催された「国際数学者会議」に出席し,荷見氏との共同研究成果を発表した. 12月にインドのCochin大学で開催されたStochastic Modelingの国際会議で,座長を勤めて運営に協力した.また,若い研究者を対象にしたtutorial workshopでは1時間講演を2度に渡り果たし,現在の研究内容を紹介すると共に,国際協力に貢献した. また7月に奈良教育大学で開催された「実関数論・関数解析学合同シンポジュウム」において座長をするなどの運営に当たった. 11月には熊本大学理学部で「作用素環論・作用素論研究集会」を主催した. 日本数学会関数解析分科会委員として10月に島根大学で開催された日本数学会において座長をするなど運営に尽くした.
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