研究課題
基盤研究(C)
すばる/XMM深宇宙サーベイ領域の一部において、すばる望遠鏡でのSuprim-CAMの可視光、UH2.2m望遠鏡でのSIRIUSによる近赤外線、Spitzer宇宙望遠鏡での近・中間赤外線撮像により検出された銀河と、JCMT/SCUBAにより検出されたサブミリ波源との対応を調べて、4つの赤外・サブミリ波で明るい原始銀河を発見した。これらのサブミリ波銀河について、多波長観測から得られたスペクトルエネルギー分布(SED)を、我々が開発した爆発的星形成領域からのUVからサブミリ波にわたるを再現するモデルを用いた解析を行った。このサブミリ波銀河のSED解析結果は、それらが爆発的星形成を起こしている段階の生まれたばかりの楕円銀河であることを示唆し、我々がこれまで発見されたサブミリ波銀河について、すでに明らかにしていた銀河の進化の描像を指示するものであるまた、我々のSED解析によれば、その光学的厚さから爆発的星形成領域の大きさも概算できるが、それによると、それらの星形成領域は高密度で分裂していて、その星形成終了後、凝集して、力学的に緩和したことも示唆される。この銀河形成に連動した星の凝集過程は、階層的構造形成シナリオと連動するかを考察するために、ダークハローの成長の様子を解析的に再現することを行い、初期では同じくらいのダークハローの合体過程がその成長過程を支配していることを明らかにした。このダークハロー合体成長過程が、サブミリ波銀河として観測されているような爆発的星形成とどのように連動するかを、現在、精査している。
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Publ. Astro. Soc. Japan 58(In press)
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