研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、CWランダム変調差分吸収ライダーによる地球温暖化分子の検知可能性について理論的・実験的に検討を行い、主に赤外域でのCWランダム変調ライダーを確立することである。HITRAN分子スペクトルデータベースを利用して、理論シミュレーションにより、地球温暖化分子の検知下限を計算し実現可能性を検討した。次に、エアロゾル、水蒸気の検知に的を絞った開発を行うため、コンパクトで可搬な測定可能なシステムを開発した。主な成果は下記の通り。(1)シミュレーションにより、RM-CWライダーは、エアロゾル、水蒸気などの分子に対して有効であることがわかった。(2)本来、ライダーは夜間計測を行うことが主流であるが、昼間でも測定可能になれば、微量成分の24時間連続計測ができるなどメリットが大きい。そこで、昼間での計測可能性について理論的な検討を行った。(3)CWレーザの変調方法について、備品費でAOMを購入して、変調実験をおこない、性能を評価した。(4)水蒸気の吸収線への同調実験を行った。(5)ランダム変調のための信号生成実験をデータジェネレータを用いて行った。(6)送受信系を含むRM-CWライダーシステムが完成した。今後は、実際の大気でのフィールド実験を繰り返す必要があると考えられる
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すべて 雑誌論文 (9件)
有明工業高等専門学校紀要 41号
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