研究課題/領域番号 |
14550050
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研究機関 | 豊田工業大学 |
研究代表者 |
山口 直洋 豊田工業大学, 工学部, 助教授 (90158113)
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研究分担者 |
青木 貞雄 筑波大学, 物理工学系, 教授 (50016804)
岡本 裕司 豊田工業大学, 工学部, ポストドクトラル研究員 (90340356)
原 民夫 豊田工業大学, 工学部, 教授 (20109789)
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キーワード | 軟X線干渉計 / 透過型回折格子 / コヒーレントX線 / X線レーザー / 再結合プラズマ法 / 空間コヒーレンス / マイクロチャンネルプレート |
研究概要 |
本年度は、軟X線干渉計の調整実験の経験を活かして、干渉計駆動機構の改良を行った。 (1)軟X線干渉計の光軸合わせのため、可視のHe-Neレーザー光で本干渉計構成要素の0次調整を精度良く行えるように、調整用機構を新たに製作した。また、可視光を使った調整と異なり軟X線に対しては光学素子をすべて真空中に配置しなければならないので外部から光学素子を位置にして0.5μm以下、姿勢を5μradの精度で制御することができるミラー駆動システムを導入した。0次の光学調整を完了した。 (2)我々の15.47nm X線レーザービームの空間コヒーレンスの観測を継続して行ない、X線レーザーの増幅度が増すにつれて空間コヒーレンスが向上していく様子を実験的に明らかにした。2003年8月に米国、サン・フランシスコで開かれた「コヒーレント放射を伴うX線科学」ワークショップで発表した。また、軟X線干渉計などの2次元X線検出器として使うことができるマイクロチャンネルプレートのX線検出特性に関する放射光を用いた実験結果とX線検出モデルによる解釈について第8回「放射光装置に関する国際会議」に於いて発表した。
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