野口裕久(研究総括、THF用メッシュフリーコード開発担当)はまずメッシュフリー法によるシェル/膜構造の大ひずみ解析コードの開発を行った。具体的な項目は次の通りである。1)シェル/膜理論のメッシュフリー定式化、3)total/updated統合型幾何学的非線形解析機能の導入、3)非局所理論のメッシュフリー法への導入(ひずみ勾配理論、重み付き平均非局所理論等)、4)塑性不安定モード抽出のための、分岐解析手法の導入(Scaled Corrector法、LDL法等)、5)ratae-tangent modulus法によるひずみ速度依存型非線形方程式の解法を導入、6)き裂のメッシュフリーモデリング。 黒田充紀(THF用構成則の開発)は現象論的モデルに基づく、異方性、尖点を考慮したひずみ速度依存型構成則の開発を行った。この時、1)構成則に導入する各種スピンに対する検討、2)異方性の発展方程式のモデル化ならびに異方性パラメータの同定について検討した。
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