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2003 年度 実績報告書

超硬質薄膜の利用によるマイクロ押出し加工の実現

研究課題

研究課題/領域番号 14550100
研究機関岐阜大学

研究代表者

堂田 邦明  岐阜大学, 工学部, 教授 (90019224)

研究分担者 土屋 能成  (株)豊田中央研究所, 材料1部, 主任研究員
村上 哲  アイシン軽金属(株), 技術管理部長・取締役(研究職)
金武 直幸  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00115552)
王 志剛  岐阜大学, 工学部, 助教授 (30244510)
キーワード硬質薄膜 / トライボロジー / 摩擦係数 / 押出し加工 / メゾ加工 / アルミニウム合金 / 高張力鋼板 / しごき加工
研究概要

各種加工における基礎的現象の解明およびそれらを通して達成される新たな加工法の開発が強くのぞまれている.工具と被加工材との接触は必然的におこることである,両者間のトライボ現象についはまだ不明な点が多々ある.工具,被加工材間の摩擦のせいぎょがすべての過去言うの成否を律すると言っても過言ではない.
本年度は,塑性加工シミュレートタイプのトライボメータを用いて硬質薄膜のトライボ特性評価を行った.研究代表者らが開発したしごき形摩擦試験機を用い,高張力鋼板に対する各種硬質被膜のトライボ特性を調べた.
(1)PVD法による被膜では,TiCrN,CrN,TiN,TiAlNの順に相手材の凝着が少ない.また,TiNについては、膜の製法による凝着量のちがいは見られない.
(2)摩擦係数は,TiN(HCD),TiAlN,TiN(AIP),TiCrN,CrN,の順に小さくなる.
(3)熱間押し出し加工による特性評価も行った.評価尺度はダイスの破損、膜の剥離までの総被加工材重量により評価した.実験室的トライボ特性評価結果と異なり,同一被膜であっても,製作条件の僅かな違いがその特性に大きく影響する事がわかった.
(4)摩擦条件がそれぞれ異なる3種の試験,高温圧縮回転式摩擦試験,冷間しごき形摩擦試験および熱間押し出し試験を行った結果から,各種硬質被膜のトライボ特性を明らかにした.
(5)硬質被膜の熱間加工への応用についての問題点が明らかとなり,今後の被膜生成の指針を得た.

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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