• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

顧客とデザイナの陰的および陽的な感性アクションに基づく意匠設計支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14550107
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

青山 英樹  慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (40149894)

研究分担者 松岡 由幸  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20286636)
キーワード意匠設計 / 設計支援 / 感性言語 / デザイナ / 嗜好 / エージェント / スタイルデザイン / ナビゲーション
研究概要

本研究では,顧客およびデザイナが,意匠製品形状に対する感性に基づいた陰的および陽的な認知行動を感性アクションとして分析することにより,意匠製品の概念設計・基本設計を支援し,次期製品として顧客が要求する意匠形状を提示するエージェントシステムを開発することを目的として実施された。平成14年度では下記(a)、(b)のシステムが開発され、平成15年度では下記(c)のシステムが開発されるとともに、システムの統合が行われた。
(a)顧客の感性に基づく基本意匠形状提示システムの開発
(b)デザイナの感性に基づく基本意匠形状改良システムの開発
(c)工学的評価に基づく意匠形状の高品位化・美形状化システムの開発
平成15年度では,次の成果が得られた.
(1)工学的評価に基づく意匠形状の高品位化・美形状化システムの開発(工学的意匠形状の高品位化)
(1-1)工学的意匠形状評価特徴線の表示サブシステムの開発
顧客の感性を基に構築され,デザイナの感性で改良された意匠形状を評価するための工学的特徴線(ハイライト曲線,シルエット曲線,キャラクタライン)を表示するサブシステムを開発した。
(1-2)感性評価に基づく工学的意匠形状評価特徴線に基づく形状の高品位化・美形状化サブシステムの開発
表示された工学的特徴線をデザイナの感性で評価し,意図する特徴線が得られていない場合,要求する特徴線形状を入力し,その特徴線が得られる形状になるよう修正を行い,意匠形状の高品位化・美形状化を行うサブシステムを開発した。
(2)研究の取りまとめ
本研究は,平成14年度,15年度に実施され,その中で得られた成果を統合し,所期の目的とするシステムを構築するとともに,報告書としてとりまとめた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 生越輝和, 青山英樹, 大西正和: "デジタルスタイルデザインに関する研究-ハイライト曲線に基づく意匠形状の高品位化システム-"精密工学会誌. 70巻・4号(未定). (2004)

  • [文献書誌] Terukazu Ogoshi, Hideki Aoyama: "Digital Style Design - Modeling System Based on Highlight Lines-"Proceedings of International Conference on Leading Edge Manufacturing in 21st Century (LEM21). 797-802 (2003)

  • [文献書誌] Yoshihisa Sakai, Hideki Aoyama: "Digital Style Design - Modeling System Based on Characteristic Lines -"Proceedings of International Conference on Leading Edge Manufacturing in 21st Century (LEM21). 793-796 (2003)

  • [文献書誌] 酒井善久, 宮内茂人, 青山英樹: "感性言語による自動車形状とキャラクタラインの設計システム"2003年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集. 10 (2003)

  • [文献書誌] 酒井善久, 青山英樹: "キャラクタラインフィーチャによるモデリングシステム"2003年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集. 12 (2003)

  • [文献書誌] 神谷淳, 青山英樹: "製品基本形状の創発を支援する輪郭・断面曲線による3次元モデル構築システム"2003年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集. 10 (2003)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi