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2002 年度 実績報告書

気液二相流圧力のウェーブレット解析による各相流量の同時計測法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14550147
研究機関名古屋大学

研究代表者

峯村 吉泰  名古屋大学, 大学院・人間情報学研究科, 教授 (60023230)

キーワード気液二相流 / 計測法 / 圧力変動 / ウェーブレット解析 / 流量計測 / ニューラルネットワーク
研究概要

鉛直な円管中を気液二相流が上方に流れる途中に設けた渦発生器により生ずる圧力変動をとらえ、その統計的特長量を摘出してデータベース化しておき、逆に計測した圧力変動の統計的特長量からこのデータベースを参照して気液二相流の各相流量を同時計測する方法を開発するのがこの研究の目的である。そのため、気液二相流の気相および液相流量を種々に変えたときの渦発生器の圧力変動を精密にサンプリング測定し、その差圧平均値、差圧波形の度数分布・分散・とがり係数・ひずみ係数、ピーク周波数、ウェーブレット変量の各変数値などを求め、気相および液相流束に対する2次元マップ上に等高線により分布状態を図示した。得られた図を重ねると細かい網目状となり、この各網目部分では異なる統計的特長量を有することから、この方法の適用性が確かめられた。しかし、計測したデータの一部に統計量が大きくばらつく領域があり、SN比などの観点から測定精度を上げるために、サンプリング周波数や計測時間などを検討しなおした方がよさそうな点も見つかり、各種気相および液相流束に対する各種特徴変数の挙動を調べ直している段階である。普遍的なデータベースが得られれば、ニューラルネットワーク利用により各相流量の同時計測は容易であるから、肝心のデータベースの高精度化を引き続き検討している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] N.Matsutani, T.Uchiyama, K.Minemura, H.Tokai: "Stochastic Features of Fluctuating Pressure Waveforms traugh a Wedge in Air-Water Flord"The Fifth JSME-KSME Fluids Engineering Conference on CD-ROM. (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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