研究概要 |
本年度は、宇宙機のモデルを製作し,燃料流体として水を用いて連成実験を行った。 i)試験モデルは,直径約60mmのプラスチック製カプセルと,その両側に取り付けた一辺が5mmの正方形断面の長さ500mmのプラスチック製の柔軟梁から成る。 ii)試験モデルの振動特性の把握 まず,液体がない試験モデルを小型電磁加振器に取り付け,柔軟梁の振動特性を調べた。次にカプセル内に水を入れ,スロッシング特性を調べた。 iii)連成振動特性 次に,試験モデルをゴムで吊し、ボイスコイルモータを用いた起振器を取り付け,試験モデルを正弦波加振し,梁構造部分と内部流体の連成を調べた。また液体の運動(スロッシング)の影響を調べる為,水と同質量のおもりを入れた場合の実験を行い比較した。
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