研究課題
基盤研究(C)
電気的絶縁ガスの火花破壊メカニズムを探るために、パルスレーザ放電制御法が用いられた。本研究対象を大別すると、次の4つのテーマである。(1)パルスレーザ誘導プラズマ法による電気絶縁ガス中の電子とイオン挙動の観測とその輸送係数の計測(2)パルスレーザトリガ法による正極性直流ストリーマ制御と空間電荷電界計測(3)大気圧N2混合ガスの火花放電特性とその火花破壊メカニズムのパルスレーザ放電制御(4)パルスレーザによる帯電.除電技法の開発これらの研究の中で、パルスレーザ光の量子効果の空間的にも時間的にも制御された電離プラズマを発生が、火花放電機構の解明に有効であることを確認した。特に、得られた主な成果を列記すれば次のようになる。(1)これまで困難であった大気圧での荷電粒子の輪送係数の計測が実現された。(2)直流コロナ放電のイオン流場での空間電荷電界が測定され、数値解析の結果と良く一致することが確認された。(3)ある放電条件で特有の火花破壊の耐電圧は、パルスレーザ照射によってのみ決定可能である。
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