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2002 年度 実績報告書

著作画像の非破壊配信を目的とした新しい著者認証システムの実現

研究課題

研究課題/領域番号 14550343
研究機関北海道大学

研究代表者

長谷山 美紀  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00218463)

キーワード著者認証 / 非破壊型 / IFS / 画像検索
研究概要

音楽データや画像データ等のディジタルコンテンツを配布する際の著作権を保護するために,電子透かし等を埋め込む手法が研究されている.しかしながら,この手法は,元のデータを傷つけることにより透かし情報を埋め込むことから,元の音質あるいは画質を保ったままでデータを配信することが不可能である.しかしながら,芸術性が追求される画像や音楽データについては,著作物の品質を保ったままオリジナルデータを提供し,かつ,著作権を守ることが必要である.このような必要性から、オリジナルデータを公開していながらも,無断転載に対して,著作物であることを主張するためのシステムの実現を目指し、本研究課題を進めた。今年度は初年度であり、IFSパラメータから署名画像を抽出する手法を考えた.その結果、フラクタル画像符号化における復号器の原理(IFSパラメータのみから原画像を再生する)を応用し,IFSパラメータから署名画像を生成する著者認証システムが実現できた。この実現システムは、電子情報通信学会においてもその新規性を認められ、論文として掲載となった。また、その手法を高速画像検索に応用が可能であるという新たな知見も得られ、さらなる発展が期待できる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 長谷山 美紀, 近藤 功: "フラクタル画像符号化に着想を得た著作画像の劣化を伴わない著者認証法"電子情報通信学会 論文誌(D-II). J85-D-II,10. 1513-1521 (2002)

  • [文献書誌] 竹沢 恵;竹沢 恵, 長谷山 美紀, 北島 秀夫: "フラクタル画像符号化におけるGAを用いたIFSパラメータの量子化法"映像情報メディア学会誌. 56,10. 1633-1642 (2002)

  • [文献書誌] Keiko Kondo, Miki Haseyama, Hideo Kitajima: "An accurate noise detector for image restoration"IEEE International Conference on Image Processing 2002(ICIP '02). Vol.I. 321-324 (2002)

  • [文献書誌] Satoshi Uemura, Miki Haseyama, Hideo Kitajima: "Efficient contour shape description by using Fractal Interpolation Functions"IEEE International Conference on Image Processing 2002(ICIP '02). Vol.I. 485-488 (2002)

  • [文献書誌] Isao Kondo, Miki Haseyama, Hideo Kitajima: "A content-based image retrieval method based on Fractal image coding"2003 International Workshop on Advanced Image Technology. 159-162 (2003)

  • [文献書誌] Shogo Yoneyama, Miki Haseyama, Hideo Kitajima: "A Shape-constraint-based splitting Active Contour Model and its applications"2003 International Workshop on Advanced Image Technology. 357-360 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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