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2002 年度 実績報告書

ペンタブレットを利用した不随意運動を伴う障害者用パソコン入力支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14550359
研究機関島根大学

研究代表者

縄手 雅彦  島根大学, 総合理工学部, 助教授 (10198400)

研究分担者 濱口 雅史  島根大学, 総合理工学部, 助教授 (30273329)
福間 慎治  島根大学, 総合理工学部, 助手 (50313565)
キーワードマウス軌跡制御 / 手ぶれ補正 / 不随意運動 / 運動機能障害 / ペイントツール / 作業療法 / 脳性麻痺
研究概要

移動平均法を利用したマウス軌跡のスムージング機能をペイントツールに取り込んだ.運動機能障害による細かい手ぶれは移動平均の個数を20個程度とすることにより除去が可能であることがわかった.障害者に特有の緊張などによる不随意運動から発生する突発的なマウス軌跡のぶれについては,そのぶれが発生した直後に移動平均個数を大きくすることにより軽減されることがわかった.その際のぶれの認識法については,移動距離が通常よりも大きくなることを利用した場合をまず試したところ,最初の動きの除去に問題が残ったため,マウス軌跡の方向を検出する機能と併用することにより,突発的なぶれの軽減が見られた.
東部島根心身障害医療福祉センターにおいて,丸や四角などの単純な図形描画における軌跡の距離やずれを詳細に検討した結果,手ぶれ補正機能は有用であることが判明したが,操作性においては違和感を感じる場合があることも指摘された.現在は手ぶれ補正機能をオン/オフするボタンを用意して機能を利用するかどうかを自分で選択する方式としているが,手ぶれを自動認識する機能を取り込みより自然に手ぶれ機能を利用できるようにする方式について今後検討する必要がある.また,パソコンにおけるマウス操作全般にわたって手ぶれ補正機能を利用したいという要望も実験現場から上がってきているので,その点についても今後検討する.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Fukuma, M.Ito, C.Imajo, S.Nishimura, M.Nawate: "A relative quality controlled Region-Of-Interest image coding based on transform"Proc. 45^<th> IEEE Int'l Midwest Sympo. on Circuits and Systems. Vol.1. 459-462 (2002)

  • [文献書誌] S.Fukuma, S.Ikuta, M.Ito, S.Nishimura, M.Nawate: "An ROI image coding based on switching wavelet transform"Proc. IEEE Int'l Conference on Circuits and Systems. (to be published). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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