1.平成14年度研究成果 (1)IEEE1394バスを高速ホームネットワークとして、バイタルセンサーからの自動データ収集システムを構築した。 (2)医者側(サーバー側)と高齢者宅(クライアント側)をインターネットで接続し、Windows-OSの下でバイタルデータの送受信が可能な簡易ヘルスケアシステムを構築した。 (3)個人医者側(サーバー側)と高齢者宅(クライアント側)で送受信を行うための独自の分散協調ネットワークシステム(JAVA言語)を開発し、基礎的な実験が可能となった。 (4)高精細の胸部X線画像の圧縮と伝送に関する研究を行った。 2.平成15年度研究成果 (1)高速ホームネットワーク上での在宅ケアデータ収集システムがほぼ完成された。 (2)Windowsによる簡易な在宅ケアシステムに対して、スマートカードを利用したセキュリティを組み込んだシステムとして改善した。 (3)独自の分散協調ネットワークシステムにセキュリティを組み込んだシステムとして構築した。 (4)上記(2)及び(3)のシステムについて、CCDカメラを用いた動画像伝送実験を実施した。 3.平成16年度研究成果 (1)簡易な在宅ケアシステムの運用(実用化)に関する検討を行った。 (2)分散協調ネットワークシステムを1対N(個人医者と複数の高齢者)のシステムとして拡張した。 4.研究期間内における研究成果発表は、学術論文2編、国際会議3編、学会発表7編である。
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