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2004 年度 実績報告書

プラスチック圧縮成形技術を利用した超低価格高能率可搬型小型平面アンテナの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14550392
研究機関秋田工業高等専門学校

研究代表者

宮田 克正  秋田工業高等専門学校, 電気情報工学科, 教授 (10042318)

研究分担者 山崎 博之  秋田工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助教授 (90270206)
伊藤 桂一  秋田工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助手 (20290702)
鎌田 悟  秋田県工業技術センター, 主任専門研究員
キーワードスネーク導波路 / 小型平面アンテナ / 導波路の整合
研究概要

標記小型平面アンテナの開発研究については、
1 給電系の試作および調整:(1)スネーク導波路の試作および曲がり部の反射抑制および位相調整、(2)従来型の電力分配器の試作および分岐路からの反射の抑制
2 放射系の試作および調整:(1)スネーク導波路上に設けられた放射スロットのパラメータの決定およびスロットからの反射の抑制、(2)従来型の電力分配器により給電された通常の導波管スロットの反射波抑制
3 試作アンテナ(金属製)の放射パターンの測定
4 スロット間の相互干渉の低減および開口分布の一様化(特に位相分布)
5 アンテナのプラスチック成形および導電性塗料塗布によるアンテナの試作
等、が予想される一連の計画の概要となる。現在、項目1〜3について、同時並行的に実験を行っている。
特に今年度は、1層構造の導波管型平面アンテナの実現を目指し,スネーク導波路アンテナを試作してビスを用いて整合を行った。その結果、非整合時に最大10あったアンテナ入力端での電圧定在波比を,周波数全域で1.242以内に抑えることが出来た。これは,伝送電力が約33%から99%まで改善されたことを意味する。また,例として11.9[GHz]における放射パターンを測定したところ,単一指向性のパターンが得られ,平面アンテナとして機能していることが確認できた。今後の課題として,(1)アンテナの利得の測定を行う,(2)アンテナの終端が無反射終端のため電力が消費されているので,終端を短絡した場合の整合をとる,(3)スロットや整合用ビス装荷による管内波長の修整を考慮した導波路の設計を行う,(4)周波数特性を改善すること,等が挙げられる

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] スネーク導波路給電小型平面アンテナの試作2005

    • 著者名/発表者名
      下田忠義, 伊藤桂一, 山崎博之, 宮田克正
    • 雑誌名

      秋田高専研究紀要 第40号

      ページ: 70-74

  • [雑誌論文] Xバンドダウンコンバータの試作2004

    • 著者名/発表者名
      堅固山幸治, 宮田克正
    • 雑誌名

      平成16年度電気・情報関係学会北海道支部連合大会講演論文集、102

      ページ: 134

  • [雑誌論文] スネーク導波路給電小型平面アンテナの試作2004

    • 著者名/発表者名
      下田忠義, 宮田克正, 伊藤桂一, 山崎博之
    • 雑誌名

      平成16年度電気・情報関係学会北海道支部連合大会講演論文集、104

      ページ: 136

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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