研究概要 |
ゴムチップ(混合容積比率10,20,30,40および50%)と多量(20〜40%)の空気(起泡剤を使用)を混合したコンクリート板を作製した。これらの試験板を利用し、ゴルフボールによる弾力性試験を測定し、その値をGB係数とした。加速度計を人の脚および丸棒(長さ90cm、直径5cmおよび3cm)に取り付けた。人は高さ20cmまたは30cmから、丸棒は高さ5cmまたは7cmからそれぞれ落下し、脚および丸棒に作用する衝撃値を測定した。 その結果、下記のことが明らかになった。 (1)ゴムチップの混合量を多くすれば、GB係数は小さくなる傾向を示した。したがって、ゴムチップを30〜50%の多量をコンクリート中に混合すれば、コンクリートは弾力性が増し、人の脚および丸棒の衝撃値は減少することが分かった。 (2)GB係数と人および丸棒の衝撃値の相関係数はいずれも0.9以上となり、両者に強い関係が存在することが明らかとなった。
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