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2002 年度 実績報告書

聴覚的要因の影響を含む床振動の評価方法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 14550559
研究機関東京工業大学

研究代表者

横山 裕  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (00231689)

キーワード床振動 / がたつき音 / 評価指標 / 人間の動作 / 認知 / 居住性
研究概要

平成14年度は、聴覚的要因として代表的な建具,家具,食器などのがたつき音の影響を含む床振動の評価指標を究明する。
(1)種々の実在建築物で、人間の動作時に発生する床振動や、建具,食器などのがたつき音の実体を測定,調査し、がたつき音の性状および発生機構や、床振動の振動数,振幅,減衰とがたつき音の関係などを検討した。
(2)(1)の結果を参考に、実在建築物で発生する多様な床振動およびがたつき音を具現できる、実験装置を製作した。
(3)(2)で製作した実験装置と、延べ60名程度の被験者を用い、様々な条件で、歩行など人間の動作時に発生する試料床の振動およびがたつき音の感覚上の大きさや、評価に関する官能検査を実施し、心理学的尺度を構成した。
(4)研究代表者らがこれまでに研究開発した、人間の動作時に発生する床振動を再現できる床振動測定装置を用いて、(3)で官能検査に用いた試料床の振動を測定し、官能検査時と同一の条件で、被験者の動作時に発生するがたつき音を測定した。
(5)(3)で構成した心理学的尺度と、(4)で測定した床振動,がたつき音の関係を種々検討し、床振動,がたつき音の感覚上の大きさを表示する物理量を設定した。また、物理量と床振動,がたつき音の評価との関係から、がたつき音の影響を含む床振動の評価指標を提示した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 横山 裕, 天野豊章: "道路交通振動の感覚上の大きさを表示する物理量の設定"日本建築学会構造系論文集. 第558号. 37-44 (2003)

  • [文献書誌] 横山 裕, 天野豊章: "居住性からみた道路交通による建築物振動の評価方法 振動感覚を表示する物理量の設定"日本建築学会大会学術講演梗概集. D-1. 279-280 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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