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2002 年度 実績報告書

景観デザインガイドラインの有効性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14550605
研究機関東京工業大学

研究代表者

大野 隆造  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (20160591)

研究分担者 添田 昌志  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (80323814)
キーワードデザインガイドライン / 色彩 / 街路景観 / 景観評価
研究概要

本研究は、デザインガイドラインとしてこれまでに用いられてきた建築的な規定項目とその規制範囲について調査し、それらの有効性について、景観シミュレーションにより実験的に吟味することを目的としている。すなわち、ある規定項目(例えば壁面の色彩や壁面後退、軒高など)は、景観的な多様性やまとまりの評価にどの程度影響するのか、そしてその項目のある変化量は他の規定項目のどの程度の変化量と同等であるかを実験的に明らかにし、各規定項目の相対的な効果を定量的に把握し、それらの効果が、建築以外の環境要素である樹木や人や車などの可動要素によってどのような影響を受けるかを明らかにしようとするものである。
本年度は、各都市で設定されているデザインガイドラインを収集するとともに、それらのガイドラインが実際にどのように作用して建設結果に反映されているのかを明らかにすることを目的とし、実例を訪ねて調査を行った。調査対象地は、社会文化的背景の異なる海外の諸都市[歴史的街並みの残る欧州(フランス・パリ、オランダ・アムステルダム)、近年急速な発展を遂げている中国(上海、杭州)]および、ガイドラインによる景観整備が行われている国内の諸都市(金沢、千葉市幕張)である。調査内容は、ガイドラインで規制対象となりうる建物の様々な物理的側面(高さ、幅、色彩など)に加え、現地の樹木、ストリートファニチャー、人や車の流れなど、デザインガイドラインでは規制されていないが、景観評価に影響する建築物以外の付加的要素についても行った。これらの調査結果で得られた事項を整理し、次年度予定している街路景観シミュレーション実験での評価項目、評価方法等の実験計画を検討した。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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