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2004 年度 実績報告書

夜間における街路景観の多様な空間特性の把握とその光構成の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14550625
研究機関法政大学

研究代表者

安藤 直見  法政大学, 工学部, 教授 (10297997)

キーワード夜景 / 街路 / 景観 / 形態構成 / 光構成 / 空間イメージ
研究概要

1.これまでの研究において,夜景の印象は,光特性の影響を受ける一方で,街路の形態にも大きく影響されることがわかっている。夜景空間特性の把握においては,街路の代表的な形態モデルを適切に想定する必要がある。本年度は,多様な都市空間が混在するマレーシア・ペナン島・ジョージタウンの街路空間に注目し,その形態構成のCGモデリングを行い,モデリングのプロセスを解析することにより,形態生成の文法(原理)を把握することを試みた。
2.従来,街路空間の評価実験には,28ミリ程度の広角レンズを用いて撮影した街路の見通し写真(街路の進行方向に向けて撮影した写真)を用いることが多かった。この方法は,イメージレベルでの空間の印象を適切に評価できるものと考えられるが,閉鎖感・囲まれ感などの全方位空間の評価には難があると考えられる。本研究では,魚眼レンズで撮影した写真を半球ドーム型スクリーンに投影する空間評価実験,同じく魚眼レンズで撮影した写真をVR(仮想空間)表現として記述する手法を検証している。
3.コンピュータを用いた定量的な夜景特性の解析のためには,上記の形態モデルに様々な光特性を与えるコンピュータ・シミュレーションの手法を開発し,形態モデルに与える光特性がどのような空間(空間の印象)を生成しえるのかを検証する必要があると考えられる。本年度は,画像生成・解析の手法を確立するための基礎的研究として,画素の配列によって生成される透視図を描画するプログラムを開発した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] ペナン島ジョージタウンの空間構成- 3次元可視化装置を用いた街並みの空間評価2004

    • 著者名/発表者名
      安藤直見, 阿部弘久, 石黒将史, 國弘智基, 飯田康寛
    • 雑誌名

      法政大学計算科学研究センター研究報告 第17巻

      ページ: 103-108

  • [雑誌論文] Spatial Composition of Streetscapes in Georgetown, Morphology of Shop House2004

    • 著者名/発表者名
      Naomi ANDO, Koji YAGI, Miki KORENAGA, Yasuhiro IIDA
    • 雑誌名

      Proceedings of 5th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia, Matsue, Japan June,2004

      ページ: 475-479

  • [雑誌論文] Study on the Perspective Drawings Generated by the Arrangement of Pixels2004

    • 著者名/発表者名
      Naomi ANDO, Nobuhiro YAMAHATA
    • 雑誌名

      Proceedings of 11th International Conference on Geometry and Graphics, Guangzhou, China August,2004

      ページ: 475-479

  • [雑誌論文] 東京都新宿における街路空間のサラウンド夜景に関する研究2004

    • 著者名/発表者名
      飯田康寛, 安藤直見
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(F-1分冊) 2004年8月

      ページ: 1143-1144

  • [雑誌論文] ペデストリアンデッキの囲まれ感に関する研究-ペデストリアンデッキと西欧広場の空間評価2004

    • 著者名/発表者名
      安藤直見
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(F-1分冊) 2004年8月

      ページ: 261-262

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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