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2004 年度 実績報告書

ジルコニア系超微粒子担持金属触媒上でのカーボンナノチューブ精製機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14550760
研究機関北海道大学

研究代表者

竹口 竜弥  北海道大学, 触媒化学研究センター, 助教授 (30227011)

研究分担者 定金 正洋  北海道大学, 触媒化学研究センター, 助手 (10342792)
キーワードカーボンナノチューブ / セリアージルコニア固溶体 / 貴金属粒子径 / 相互作用 / CO吸着
研究概要

ジルコニア超微粒子上のナノサイズのNi粒子上でカーボン・ナノチューブが生成することを前年度までに報告した。本年度は、担体上の金属粒子径とカーボン・ナノチューブの生成機構の関係を明らかにすることを目標とした。CeO_2-ZrO_2などのジルコニア系酸化物に貴金属を担持すると、Niの場合と同様にカーボンチューブは生成した。そこで、CeO_2-ZrO_2やCeO_2などの酸素収蔵能をもつ酸化物に担持した貴金属触媒の分散度(粒子径)の評価法を検討した。CeO_2担体を用いた場合、通常のCOパルス吸着法により貴金属の分散度を評価すると、見かけ上非常に高い分散度がえられ、粒子径は過小に評価された。吸着過程をFTIRで観察すると、COが担体により酸化された後に、担体に吸着したcarbonate種が観測された。この種は、Al_2O_3や場合には観測されなかった。CeO_2-ZrO_2のcarbonate種は、CeO_2含有量により観測される場合とされない場合があった。CeO_2含有量により担体と金属の相互作用は異なることが、FTIR測定においても明らかになった。また、これらZrO_2のSO_xの吸着特性も担体により異なつた。担体を、CO_2で処理した後にCOを吸着させることにより、CeO_2やCeO_2-ZrO_2上の貴金属粒子径は評価できた。また、そのときのカーボン・ナノチューブ生成は、粒子径だけでなく担体との相互作用にも大きく影響されていることが分かった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] SOx sorption-desorption characteristics by ZrO_2-based mixed oxide2004

    • 著者名/発表者名
      Suzue Kikuyama
    • 雑誌名

      Appl.Catal., A 259

      ページ: 191-197

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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