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2002 年度 実績報告書

海洋環境価値評価モデルとミチゲーション効果

研究課題

研究課題/領域番号 14550868
研究機関九州大学

研究代表者

篠田 岳思  九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (80235548)

研究分担者 胡 長洪  九州大学, 応用力学研究所, 助教授 (20274532)
福地 信義  九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (80039677)
キーワード環境価値 / CVM / ミチゲーション / 代替案評価 / 海洋環境 / 環境リスク / 多基準分析
研究概要

人間生活,人間の生産活動,さらには人間社会の拡大により自然環境に大きく負荷圧力を与えている。特に海洋環境は直接負荷だけではなく河川当からの流れ込みにより,陸上での環境問題の最終到達地域であるため,環境負荷圧力の大きさが問題となっている。我が国のように周囲を海に囲まれ,平地に乏しく狭隘な国土では,ウォターフロント開発,海洋空間の利用等が重要課題となりえ,新しいプロジェクト計画や海洋資源開発と海洋環境の管理が求められる際には,生活に密接な海洋環境影響評価が重要となる。従来の環境影響アセスメント評価では,海洋環境の価値については注視されておらず,ミチゲートする代替案の評価が十分でないことがあり,最近の干拓に起因する問題が評価のあり方に問題を投げかけている。
本研究では,今後の新しい開発の障害となり得る海洋環境価値評価モデルによるミチゲーション効果を把握する手法開発を目的としている。開発の手順として,初めに海洋環境価値がどのような構造を成しているかを統計的手法を用いて構成要素を抽出して,海洋環境価値の構造を把握する。次に,環境影響要因の因果関係を動的モデルにより記述して,海洋環境シミュレーションと連結することにより,新しい海洋開発プロジェクト計画の進行による海洋環境価値の変動と損失を補償するミチゲーション効果がどの程度であるかを見積もり,博多湾を対象の適応例として代替案検討を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 篠田岳思 他: "バイオハザード低減のためのバラスト水交換に関する研究 (その1)オーバーフロー方式における水理モデルによる実験"西部造船会会報. 第105号. 189-197 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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