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2002 年度 実績報告書

養殖モズクから製造したフコイダンの機能・特性の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14560105
研究機関琉球大学

研究代表者

田幸 正邦  琉球大学, 農学部, 教授 (30155056)

キーワードフコイダン / オキナワモズク / 擬塑流動 / 動的粘弾性 / 粘性
研究概要

1.養殖により生産されたオキナワモズク(沖縄県島尻郡知念漁業共同組合産)を塩抜き後、2倍量の水を加えてミキサーで均一の分散液とし、ケイソウ土濾過を行い、濾過液に2倍量のアルコールを加えてフコイダンを沈殿させた。この粗フコイダンを蒸留水に溶解し、再びケイソウ土濾過を行った後、陽イオン交換樹脂アンバーライトIR120を充填したカラムを通して脱塩を行った後、0.1M NaOH溶液で中和を行い、粘性および動的粘弾性を測定する試料を調製した。
2.フコイダン水溶液の非ニュートン流動と動的粘弾性の測定は、同軸二重円筒回転振動型のレオゴニオメーター(岩本製作所製)を使用して行った。
3.フコイダン水溶液は0.8%まではニュートン流動を示したが、1.0%以上の濃度で擬塑性流動を示した。粘性および動的粘弾性は濃度の増大に伴って増大した。しかしながら、動的弾性率に比較して動的粘性率が高い値を示し、著しい流動性を示す特性を持つ多糖である事が解った。フコイダン水溶液はNaClおよびCaCl_2の添加(0.1%)により動的粘弾性が増大した。また、フコイダン水溶液はpH_<3-11>の範囲で安定な動的粘弾性を有した。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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