研究分担者 |
八田 明夫 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (40172928)
馬田 英隆 鹿児島大学, 農学部, 教授 (30041669)
枚田 邦宏 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (50222245)
細山田 三郎 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (40145446)
福満 博隆 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (20238512)
|
研究概要 |
本年度の研究実績 1.各種機関・団体での森林教育の実践事例調査 国内外のさまざまな機関・団体での森林教育プログラムの内容や実施環境等について,分担して調査を進めた。国公立の少年自然の家,民間の自然学校,林野庁や県などの官公署,大学演習林,国外ではアメリカのニュージャージー州立野外教育センターなどの事例を調査し,その結果を持ち寄って研究会を実施した(計4回)。 2.森林教育機関の現地調査 国内の少年自然の家や民間の学校などの中から,代表的な機関をいくつか選んで現地調査した。森林教育プログラムの内容と開発方法,フィールドの環境,指導者育成方法などについて聞き取り調査をおこなった。調査結果は上記研究会にて報告・検討した。 3.こども向けの森林教育プログラム開発と実践 鹿児島大学演習林において,小学生を対象とした企画「森と遊ぼう」および小学校の総合学習と連携した「こども森林教室」を実施した(計11日間)。上記調査結果を参考に,いくつかの新しいプログラムを開発,実践し,その成果についてはアンケート調査により調べた。 4.指導者養成プログラムの開発と実践 鹿児島大学農学部林学コース3年生を対象とした授業「森林教育入門講座」において,小学生を対象としたキャンプ「森・発・見!」を学生たちが企画運営した。また,上記「こども森林教室」の指導者として学生が参加するなど,総合的な実践を体験させた。また,垂水市教育委員会と連携して教員向けの公開講座を実施した。これらの成果については受講者へのアンケート調査により調べた。 5.研究成果の公表 本年度の研究成果については,第5回日本野外教育学会(6月),第58回日本林学会九州支部会(10月),第114回日本林学会(3月)などで発表した。
|