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2002 年度 実績報告書

釣獲した未成体イカの再放流システムの確立

研究課題

研究課題/領域番号 14560209
研究機関東京水産大学

研究代表者

矢田 貞美  東京水産大学, 水産学部・海洋生産学科・海洋システム工学講座, 教授 (60230249)

研究分担者 戸田 勝善  東京水産大学, 水産学部・海洋生産学科・海洋システム工学講座, 助手 (70262342)
キーワードイカ / 釣獲技術 / 再放流 / 大小仕分け / イカの動作機能 / 未成体イカ / 魚体損傷 / 魚体収集
研究概要

1.本研究の目的は、釣獲イカの内、成体イカのみを市場出荷し、海洋投棄されていた未成体イカを再放流して成体後に再釣獲するための基礎技術を開発することである。
2.究計画は次の4項目である。1)魚体損傷防止のための釣獲技術の開発、2)釣獲イカの収集および大小仕分けシステムの確立、3)イカの効率的な動作機能の低下方法の確立、4)未成体イカの再放流システムの確立。
3.計画の達成度: 平成14年度の研究計画の内、 1)魚体損傷防止のための釣獲技術の開発」は、本年度でほぼ目標の8割を達成した。「脱鈎時における針傷の拡大防止」については、2段針の上下間隔を広げると腕の基部にフックし、腕の破断が減少する傾向が認められる。次年度はこの実証を予定している。
2)「釣獲イカの収集および大小仕分けシステムの確立」は、本年度に当初目標の8割を達成した。
3)「イカの効率的な動作機能の低下方法の確立」については、漏斗から吐水させることで体幅の変動を防止することにより、高精度な大小仕分けを可能にした。これにより、結果的に大小仕分けの障害となる動作機能を簡易に低下させることができた。本項の残された事項は、大小仕分け機による稼働実験を行い、問題点を摘出し、不具合な点を改良することである。故に、本項の達成度は、現時点において約8割である。
4)「未成体イカの再放流システムの確立」は、平成15年度に実施計画なので未実施である。個別装置の組合わせて本システムを構築し、システムの機能を確認する予定である。故に、本年度の研究成果から次年度には当初の計画目標を容易に達成可能と判断される。
4.研究遂行上生じた学術上の問題等
研究は当初目標よりも順調に進んでおり、特に問題等は生じていない。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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