研究課題/領域番号 |
14560282
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
鮫島 一彦 高知大学, 農学部, 教授 (50038254)
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研究分担者 |
櫻井 克年 高知大学, 農学部, 教授 (90192088)
伊藤 慶明 高知大学, 農学部, 教授 (20140337)
藤原 新二 高知大学, 農学部, 教授 (50036753)
櫻井 孝志 高知大学, 農学部, 助教授 (70178614)
岩崎 貢三 高知大学, 農学部, 助教授 (40193718)
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キーワード | ケナフ / 繊維作物 / 紙強度 / 靭皮部 / 栽培 / 種子 |
研究概要 |
ケナフ栽培については、本年度も引き続き、高知大学農学部の圃場で、家畜排せつ物を肥料とする実用化規模の栽培実験を実施した。昨年度以前の収穫物については、用途別の分別作業を行い、1)一部は牛舎の敷き料としての利用を検討した。2)牛ふんの堆肥化におけるケナフ原料の添加については、その他の添加物の添加効果との比較検討を行った。3)靭皮部については、これまでの原料処理法を見直し、比較検討して、その繊維強度、紙強度などによる評価法を検討した。4)靭皮部は、1次師部と複数の2次師部層からなる。そこで、これらの層を層状分離に分離してその性状(繊維長、粘度など)の把握を行うとともに、各層が紙強度に与える影響を検討した。1)、2)については更なる検討が必要であるが、3)、4)については検討を終了し、論文として投稿し、印刷公表した。 日本でのケナフを中心とした農業体系の構築には世界のケナフ栽培地との連携も重要であることから、ケナフ種子およびケナフ飼料ペレットの日本への導入と利用についても今年度は検討する計画であったがケナフ飼料ペレットの導入が遅れ、本年度は検討できなかった。ケナフ種子についてはその成分分析を行うとともに、日本独自の食品としての加工について検討した。特に、その高いタンパク質含量と脂質含量を生かす方法としてケナフ豆腐の製造について検討した。大豆と比較すると豆乳へのタンパク、脂質の移行が不十分で固化が困難であった。しかし、ゴマ豆腐の製造法に準じてクズデンプンの添加で固化させることには成功した。
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