研究課題/領域番号 |
14570190
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
林 一彦 鳥取大学, 医学部, 教授 (30180962)
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研究分担者 |
大原 信哉 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (90325100)
高畑 浩之 鳥取大学, 医学部, 助手
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キーワード | EBV / HVP / ウサギ / 血球貪食症候群 / LPD / 治療 |
研究概要 |
1.サルEBV関連virus(Herpesvirus papio(HVP))誘発ウサギ血球貪食症候群を伴う致死的リンパ増殖異常症モデルの経時的変化の検討 家兎リンパ腫発生過程で経時的に採取された血液像、血清学的検査と末梢血中のウイルス感染細胞のPCRよる高感度の検出と血液中のウイルス量の定量的測定を行った結果、ウイルス抗体価とウイルス量は逆相関する傾向を示して変動し、死亡前にはウイルスが急増してウイルス血症になり、リンパ節や脾臓のリンパ増殖異常症(LPD)が死亡前約1週間以内に急激に形成されることを明らかにした。In vivoのLPDおよびLPD由来のリンパ球細胞株では、ウイルス遺伝子発現型のそれぞれtype IIIとtype IIを示した。これらの成果の一部をAm J Pathol,2003に公表した。 2.HVP誘発ウサギ血球貪食症候群を伴う致死的リンパ増殖異常症モデルの治療法の検討 ウサギがHVPに感染したことを確認後、無治療群と抗ヘルペスウイルス薬(vidarabine)と化学療法(CHOP)の薬剤を用いた治療群を比較検討した結果、vidarabineは無効で、CHOP療法は、延命効果が見られたが、救命することはできなかった。この実験中に、予期せず、HVP感染性リンパ球増殖病変の中心部にHVP陰性のリンパ腫が発生することを見つけて報告した(Histol.Histopathol.2003)。
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