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2002 年度 実績報告書

潰瘍性大腸炎の薬物治療抵抗性を予知する生検診断基準-多施設前向き研究-

研究課題

研究課題/領域番号 14570440
研究機関弘前大学

研究代表者

田中 正則  弘前大学, 医学部, 助教授 (10241473)

キーワード潰瘍性大腸炎 / 薬物治療 / 治療抵抗性 / 外科的治療 / 生検診断基準 / 多施設前向き研究
研究概要

1 症例の収集
研究の初年度に当たる平成14年度の研究計画は,生検後2年以内に手術が必要になる潰瘍性大腸炎患者と薬物治療のみで経過する患者を収集することである。現在まで,本学を含めて研究参加を承諾している施設から送付された生検標本は150例で,すべてについてH-E標本を作製している。症例毎の薬物治療抵抗性である確率は計算済みであるが,データの解析の前に,潰瘍性大腸炎であるか否かの精査と本疾患である場合は経過中に手術されたか否かの確認作業が不可欠である。個々の症例の経過観察は2年以上を予定している。平成15年度以降も引き続き症例の収集を継続するとともに,上記の精査と確認をしていく。
2 単純化診断基準の作成
本診断基準はLogistic回帰分析を用いて作成されたもので,対数計算を含めた煩雑な計算が要求される。診断基準を一般化するためには,暗算で使用できるように単純化する必要がある。我々は平成14年度にこの単純化診断基準を完成し,既に最終診断と臨床経過が確定した症例を用いたretrospective studyによって,診断基準の有用性を示すことができた(Scand J Gastroenterol 2003,in press)。したがって,今回のprospective studyでは単純化診断基準の感度・特異度を正確に算出して,臨床応用できる治療指針案を作成することを目標とする。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masanori Tanaka: "The validity of simple mucosal biopsy criteria combined with endoscopy predicticng patients with ulcerative colitis ultimately requiring surgery: a multicenter sutdy"Scand J Gastroenterol. (in press). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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