研究課題/領域番号 |
14570514
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
斉藤 寿仁 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (50246609)
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研究分担者 |
福嶋 康之 東京大学, 医学部, 医員
高橋 春樹 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00246612)
大塚 洋子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (20307606)
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キーワード | 胃食道酸逆流 / マウスモデル / pHモニタリング / differential display |
研究概要 |
胃酸の逆流によっておこる食道粘膜扁平上皮の変化がどのようにバレット食道、食道腺癌をひきおこすのかを主に分子機構に着目して解明した。バルウンを用いたりした胃食道接合部の拡張及び食道胃体部の直接吻合する方法により胃食道逆流マウスモデルを作成した。小動物用pHメータを改良作成し、食道pHモニターを用いてのモニタリング法を確立した。胃酸逆流の程度をコントロールマウスとともに術後50週まで飼育し数日おきにpHの変動を1日6時間〜12時間ずつ測定しpH4以上が測定時間の20%〜60%となることを確認した。 また2.4.6.12.30.40.50週の7ポイントで食道粘膜を摘出し病理組織学的解析を行ったところ2週目からすでに炎症細胞の浸潤、腺上皮細胞の配列の乱れ、一部腺管の変化を認めた。12週以後の異上皮の認めたサンプルでRNAを抽出し、differential display法、サブトラクション法、cDNA array法を行ないコントロールマウスの場合と比較し一部遺伝子発現の差異を認めた。
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