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2005 年度 実績報告書

気管支喘息の気道リモデリングに関する形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14570571
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

岡澤 光芝  藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (40152293)

キーワード気管支喘息 / 咳喘息 / 喉頭アレルギー / 気道過敏性 / 気管支鏡
研究概要

目的
咳喘息(CVA)と喉頭アレルギー(LA)において、上気道における肥満細胞が病態にどのようにかかわっているかを検討するために、下気道の肥満細胞の浸潤について検討を行った。
方法
喘息発作の既往のない慢性咳嗽患者10名にメサコリン吸入テスト、血中IgE、好酸球測定をおこなった。PC_<20>-Mch1000ガンマ以下の場合、気道過敏性を有するとしCVAと診断した。LAは「喉頭アレルギー研究会の提唱する診断基準」に基づき診断した。その結果CVA11名(男性5名、女性6名、平均年齢45.1±16.3歳)、LA16名(男性5名、女性11名平均年齢46.5±18.0歳)であった。型のごとく麻酔を行った後気管支鏡を挿入し、気管膜様部、気管分岐部、2次気管分岐部より標本を採取しホルマリン固定後トリプターゼ染色をおこなった。各組織標本は顕微鏡下にデジタル画像として取り込み、粘膜単位面積あたりの肥満細胞の数を計測した。
結果
CVA, LAともに3つの採取部位における肥満細胞数に差はなかった。CVAとLAとの比較においては、気管膜様部の肥満細胞数が、CVAにおいて有意に増加していた。
考察
気管膜様部には平滑筋が分布しており、CVAにおいてはその部位で肥満細胞がLAに比して増加していることは、気道過敏性の発現に、平滑筋と肥満細胞が関連していることをうかがわせた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 慢性咳嗽患者の喉頭における肥満細胞について2005

    • 著者名/発表者名
      清水秀康 他
    • 雑誌名

      アレルギー(第55回日本アレルギー学界秋季学術大会号) 54巻8,9号

      ページ: 780

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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