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2002 年度 実績報告書

筋緊張性ジストロフィー症における細胞周期異常に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14570785
研究機関久留米大学

研究代表者

永光 信一郎  久留米大学, 医学部, 助手 (30258454)

キーワードDMPK / Ubiguilin-1 / cell cycle / yeast two hybrid / CTG repeat
研究概要

筋緊張性ジストロフィー症の責任遺伝子であるDMPK(myotonic dystrophy protein kinase)はprotein kinaseのdomainをもち、その対象となる基質のひとつとして、myosin phosphatase large subunit(MYPT1)がある。MYRT1は、細胞骨格にかかわるmyosinの脱燐酸化に関与して細胞の移動等に関係している。また、我々はDMPK蛋白に結合するubiquilin-1という新たな蛋白を見いだし、DMPKの燐酸化を促進することを発見した。このubiquilin-1自身は、そのdomain相同性のサーチから、様々な蛋白の活性亢進、分解の調節、cell cycleに関与する蛋白に結合などに関わっている可能性が示唆されている。筋緊張性ジストロフィーは、様々な全身性症状を呈する疾患であるが、細胞を使用した実験系では、より長いCTG repeat expansionをとなうcell lineがより早く細胞死にむかうなどcell cycleの異常も関与している可能性がある。我々はDMPKと結合するubiquilin-1が、cell cycleに関係する蛋白の機能異常に影響していると仮説した。平成14年度にUbiqulin-1をbait proteinとしてbrain cDNA libraryをスクリーニングして、ubiqulin-1と結合する蛋白を検出することを目的とした。計5回、約100万個のlibraryをスクリーニングおこない、計125個のcloneを検出した。制限酵素多型によるパターンから約20種類のcloneに分類された。ひとつずつを再度yeastにcotransformし、mating assayもおこない、false positiveの除外をおこなった。現在それらcloneの塩基配列を決定中である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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