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2004 年度 実績報告書

筋緊張性ジストロフィー症における細胞周期異常に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14570785
研究機関久留米大学

研究代表者

永光 信一郎  久留米大学, 医学部, 助手 (30258454)

キーワードDMPK / Ubiquilin-1 / kinase assay / 半減期 / 細胞内局在
研究概要

平成14年度と平成15年度にUbiqulin-1をbait proteinとしてbrain cDNA libraryをスクリーニングして、ubiqulin-1と結合する蛋白を検出することを目的し、yeast two-hybridを行った。計30種類のcloneを分離した。平成16年度にそれら得られたクローンをyeastにcotransformし、mating assayをおこなったり、recombinant-proteinを作成し、invitroでのinteractionの証明を試みたが、十分なbindingがin viroで証明されなかった。ubiquilin-1が、cell cycleに関係する蛋白の機能に関与している事は照明されなかった。Ubiquilin-1のDMPKに対する生理活性を知る意味で、Ubiqulin-1のDMPK kinase activityに対する影響、蛋白結合によるscaffoldingによるDMPK蛋白の半減期への影響、両蛋白の細胞内局在を検討した。Ubiqulin-1はDMPKの活性を3〜4倍invitroで増加させる事が判明し、その機序はDMPK蛋白の変性(半減期)を約48時間から72時間に延長させることによる事が示唆された。また、細胞内局在は、DMPK単独では核内が中心であるが、両蛋白をtransformさせた場合、DMPKの局在が、核内以外に細胞質にも及んでいる事が判明した。ubiquilin-1が、結合する蛋白の細胞内局在に関与している事が示唆された。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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