研究課題/領域番号 |
14570805
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
富田 靖 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70108512)
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研究分担者 |
宮村 佳典 名古屋大学, 大学院医学系研究科, 助手 (50272034)
鈴木 民夫 名古屋大学, 医学部付属病院, 講師 (30206502)
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キーワード | 遺伝性対側性色素異常症 / ポジショナルクローニング法 / SUP / ダイレクトシーケンス / 候補領域 |
研究概要 |
本研究の目的は遺伝性対側性色素異常症(Dyschromatosis symmetrica hereditaria,以下DSHと略)の原因遺伝子をポジショナルクローニング法により解明することである。これまでに我々は3家系83人の患者家系の血液から抽出したDNAを用いて全染色体を対象に2点連鎖解析を行い、連鎖を示すマイクロサテライトマーカーを見つけた。その後、ゲノムプロジェグトのデータとの照会、新たなマーカーを追加した多点連鎖解析、ハプロタイプ解析などにより、候補領域を約800kbにまで狭めることに成功していた。 平成14年度は、原因遺伝子の直接的な探索を行うと共に、候補領域をさらに狭めようと試みた。具体的にはDSH原因遺伝子の発見のため、DSH候補領域内に存在しDSHの原因と考えられそうな遺伝子配列を、Beckman社のDTCS kitと同社のCEQ2000XL Genetic Analyzerを用いてダイレクトシーケンスを行い、変異及びSNPに関して調べた。また、DSH候輔領城内の既知SNPに関しては、ABI杜のHuman Assays-on-Demand^<TM>SNP Genotyping Productsと、同社のABI PRISM^【○!R】 7700 Sequence Detection Systemを用い、判定を行った。その結果変異こそ見つからなかったものの、SNPとこれまで調べられたハプロタイプ及び家系のデータを統合することで、約800kbであったDSH原因遺伝子の候輔領域を約350kbに縮めることができた。平成15年度は原因遺伝子の変異を見つけ病因の解明を行う予定である。
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