研究課題/領域番号 |
14570835
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
新津 守 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (50251062)
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研究分担者 |
池田 耕太郎 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (30302409)
福林 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70114626)
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キーワード | MRI / 関節 / 軟骨 / 膝 / SENSE / 高分解能画像 |
研究概要 |
1.環境整備 1-1)四肢専用コイルの調整 本研究で用いるSENSE (Sensitivity Encoding)法に対応するために対向する2エレメントによるphased array coilの調整を行った。膝関節用に、コイルからの距離や位置が最適となるように専用装具を作成、調整した。膝のほかに足、肩、肘、手首の各関節についても装具を作成し、コイル装着方法を検討した。 1-2)パルス系列の最適化) 高分解能画像に最適なパルス系列を決定した。Balanced FFE法による最適フリップ角を含めた撮像条件の最適化を行い、特に高速gradient echo法を用いた場合の磁場不均一による画像への悪影響(artifact)を考慮し、binomial pulseを用いた選択的水励起法による脂肪抑制の最適パラメータを決定した。 2.健常人ボランティアによる測定 2-1)パルス系列の確認 健常人ボランティアを用いて作成装具とコイルの装着方法、およびパルス系列の最適化の確認を行った。膝関節においては関節軟骨のみならず十字靭帯、側副靭帯および半月板の各々の描出のために角度をつけた矢状断面と冠状断面を採用した。 2-2)健常者の高分解能MR像の限界 撮像範囲と画像マトリックスで決定される面内分解能の限界を調査した。画像診断として診断可能な十分なSNRを持つ良好な画質を伴うためには面内分解能200ミクロンが限界と思われた。
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