研究概要 |
1)動物実験:3T MRI撮像装置をおいて、ratモデルが撮像可能なsmall coilとMRシーケンスの調整をおこなった。本年度は、正常ratを用いMRS、perfusion imaging(CASL)、conventional T2imagingがRat用small coilを用いデータの収集が可能な状態とした。正常rat2匹、虚血モデルrat 3匹について、T2imaging、MRS、CASLを試みた。T2imagingは、感度もよく、期待されたものを実現できたが、MRSは、シムの問題、CASLは、MTの補正など微調整が必要である。次年度の課題となった。 2)臨床研究:人脳を対象とし、3T MRSを用い、血流測定のためのCASL perfusionの開発及びGlutamate、Glutamineの解析が可能となるようにMRS sequenceの調整を開発した。本年度は、sequenceの調整とnormal volunteerを対象とし基礎データの収集を目指した。CASLの調整が課題として残った。これらの結果の一部を予備的結果ではあるが、ISMRMに報告している。(Kimura, H., et. al. : Continuous arterial spin labeling (CASL) on 3T MR system : Evaluation of tissue transit time. International Society for Magnetic Resonance in Medicine (ISMRM), Tenth Scientific Meeting & Exhibition, Honolulu, Hawaii. Proc.Intl.Soc.Mag.Reson.Med, 10,2002.)
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